声に出して♪ 表現して♪♪



超暑がりな堀内佳の日記には、これから特によく出てくる言葉だと思うけど、とにかく
暑〜い(;^_^A

今日は高知市の中央公園で行われた、高知市水道局主催のイベントに呼んでいただいた。

毎年水道週間に因んで行われる『水のふるさとフェスティバル』というイベントで、楽しみながら水道の成り立ちや水の大切さを学べる、展示や体験コーナーの他、高知市民に水道水を供給する三つの水系(鏡川・仁淀川・吉野川)の流域市町村からの物産品販売コーナーなど、子供からお年寄りまで、1日楽しめるイベントだ!!

会場内のステージでは、太鼓やバンドの演奏、そして私堀内佳のライブなど、終日多彩なプログラムが組まれていた。

いや〜!! それにしても久々のライブ!!

しかも今日のようなイベント参加の場合、僕の歌を聴く目的で来てくれてる人ばかりじゃないから、もしかしたら(いや当然)、「そんな歌は聴きたくない!」という人だって居るはず!!

そんな人達に「このイベントに血税を使って堀内佳を出演させることの合理性・整合性」みたいなものを、果たして感じてもらうことができるだろうか(・・)

そして僕を出演させることを提案してくださった方や僕をサポートしてくれてるスタッフ達に、肩身の狭い思いをさせないようにちゃんとやれるだろうか(;ロ;)

さらになにより、大失敗して自分が惨めな思いをしないだろうか!!

蜘蛛の糸みたいにまとわりついてくるそんなマイナス思考を、会場に向かうタクシーの中で必死に振り払っていた。

もちろんステージに上がると、会場いっぱいに響き渡る自分の声やお客さんの大きな拍手の音などが、まるで熱いシャワーを浴びるみたいに、払っても払っても取れない蜘蛛の糸を、恐怖や不安の冷や汗もろとも、綺麗さっぱりと洗い流してくれて、後には最高の爽快感が\(^^)/
いつも熱心に応援してくれる人達やラジオのリスナー、そして以前コンサートを観て感動したからとわざわざ来てくれた高校生。

中学校で観て以来ずっとファンで居てくれて、中学を出て型枠大工の仕事をしてる今も、ずっとギターを練習してると言ってくれた19歳の若者!!

夏日の暑い日差しに噴き出す汗をハンカチで拭いながら、控えのテントに戻った僕に、みんなが掛けてくれる声は優しい♪♪

あえて上記のシャワーの比喩を引っぱるなら、「湯上がりでびしょんこの体をフカフカのバスタオルにくるんで母親に優しく拭いてもらってる赤ん坊の気分!!」ってところかな♪♪

何年経っても、ステージに望む度に毎回繰り返す、こんな心の動き!!

この心の揺れこそが、僕の幸せの源だと思う♪♪

これぞまさしく「F分の1揺らぎ??」

不安や恐怖にさいなまれ、そんな全てを吹き飛ばすほどの高揚感を味わい、最後に最高の癒しを感じる☆★☆

まさに「生きてる〜!!」って感じだよね(^_^)V

でもこれって、決して今の仕事の特異性から来るものではないと思う。

盲学校卒業以来15年、この仕事に就くまでの僕は、鍼師として病院に勤務していた。

「鍼師は僕にはむいてないし好きな仕事じゃないけど、目が見えないからしかたなしにやってる!!」って、当時の僕はそんなふうに考えてた。

だから当然仕事もしんどかったし、技術も上達するはずがない。

必然的に、鍼を天職だと位置付け、患者の治療に全力を傾ける同僚に、患者が集中する!!

努力は嫌いなのにプライドだけは高かった僕は、ますますおもしろくない!!

そんな気持ちの状態で「今が幸せか不幸かは自分の心が決めるもの」などという言葉を実感できるはずがない!!

だって、二十歳の頃、お袋から言われたこの言葉を心から納得して受け入れられたのは、つい最近のことだもんね!!
でもその悪循環のどこかを断ち切ることができていたら、っていうか、もう少し真剣に仕事に向かっていたら、当時から、今と同じ心の動きを感じることができてたはず♪♪

鍼治療の時間をステージに置き換えると、治療後の「おかげさまで楽になりました!」っていう患者さんの喜びの声は、ステージ後に掛けてくれるみんなの声や、熱い握手そのものだもんね♪♪

どんなことでも、やるからには「真剣」に取り組むことと、小さな「楽しい♪」や「嬉しい♪♪」を心から喜べる感性さえ持っていれば、それだけで幸せ度はずいぶんアップするよね(^_^)V

しかもその感性を育てる方法って、そんなに難しくなくて「嬉しい」や「楽しい」や「ありがたい」を、とにかく言葉などで表現すること!!

声を出していっぱい笑うこと(^凹^)

最初はとってもお芝居チックな感じがして、ぎこちなかったり・恥ずかしかったり・ばかばかしかったりするかもしれないけど、これがまたおかしなもので、心掛けてやってるうちに、だんだんそれが本物になってくるもんね( ・o・)

「不言実行」が最大の美徳のように言われるけど、僕みたいに、まずあちこちで大風呂敷を広げておいて、その言葉が嘘にならないようにって必死に行動して帳尻を合わせるやり方も、一つの方法だと思うんだけど・・・・・(^^ゞ


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