ひまわり

幼い身で白血病を発症し、2度にわたる骨髄移植を受けながら、10年という短くも濃密な人生を全力で輝き生き抜いて、2012年10月に静かに旅立った浅岡 万葵(あさおか まき)さん。
闘病中は「看護師になりたい」という夢に向け毎日のように漢字や計算ドリルを解き、書道で表彰状をもらうことを目標に必死で身体を起こして筆をふるったものの、絶筆となった「美しい月」の書に署名する体力は、もはや彼女には残されていませんでした。
「大好きなよさこいを大好きなチームで踊りたい」・・・・・
生前にかなえられなかった彼女のそんな夢をかなえたいと、万葵さんのご両親や親友、そして同級生や地域の人たちも加わって、よさこい競演場となる高知市上町の電車通り沿線に沢山のひまわりを植えました。
万葵さんの「葵」の字は「向日葵(ヒマワリ)」にちなんだもので、目標に向かって頑張る彼女の生き方も正に太陽に向かって伸びるヒマワリのようだったと、小学校の校長先生がおっしゃっていたそうです。
「まきちゃんはいつも明るく笑顔いっぱいでした。 私はまきちゃんと友だちになれてうれしいです。」 「まきちゃんはひとりぼっちじゃないよ」
翌2013年8月。
第60回という記念の年を迎えたよさこい祭りの喧噪の中、1本1本の根元に添えられた子どもたちの万葵さんへのメッセージに答えるように、まるで万葵さんが満面の笑顔で踊っているかのように、優しく風に揺れるひまわりに触れた時、神々しいばかりの彼女の命の輝きが全盲の僕にも見えたような気がしました。(堀内佳)

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ひまわり

作詞・作曲: 堀内佳
おねがい
忘れないで
そしてもう悲しまないで
精一杯生きたんだ
みんなに愛されて

ひまわりのような笑顔と
太陽のような心で
いつも包んでくれたね
明るく照らしてくれたね
夢をあきらめない君の
痛いほどに無垢な思いは
今は満たされてますか
思いっきり笑えていますか

君がくれた優しさや
掛け替えのない思い出が
今咲き誇る
この胸の中
光と一つになる

* 街が揺れるカーニバル
 汗が弾け虹になる
 そこだけ静かなステージ
 風に揺れるひまわり
 踊る君の笑顔
 8月の太陽は
 君のためのスポットライト
たとえ君がつらいときも
大切な人の笑顔を
曇らせたくないといつも
精いっぱい笑っていたよね
ちっちゃな「うれしい」や「たのしい」を
みつけるのが得意な君に
気づかせてもらった幸せ
きっと大切にするね

ありがとう生まれてくれて
ありがとう出会ってくれて
このひまわりは君の笑顔
そしてみんなの思い

鳴子の音が響く
歌声がこだまする
踊りの列が通り過ぎる
風に揺れるひまわり
踊る君の笑顔
来年もまたここで
君と一緒に踊ろう

* repeat

来年もまたここで
君と一緒に踊ろう
よさこい本祭で踊る子どもたちの側で揺れる満開のひまわり

24時間テレビ出演時の子どもたちとの記念写真