☆ エピローグ ☆

プロローグのページにも書いたように、極乱暴な言い方をすれば「赤ワインは白より渋い」っていうのは間違いじゃないだろう。

そして「渋味」という味は、日本人の味覚的好みの傾向からいえば、その味単独で「大好き!」っていう人は少ないよね!!

「渋柿」「渋い返事」「渋々納得」などなど、とてもそこに満面の笑顔なんて想像できないもんね!!

ただこの「渋い」には、もう一つ別のニュアンスがあって、年月や経験を積み重ねた結果として自然ににじみ出る「深み」みたいなもの、未熟者には決して真似のできない重厚さみたいなものを「渋い!」って賞賛することもあるよね!!

「渋い声」「渋い作品」「渋い判断」……!!

いずれも、第1印象はともかく、味わえば味わうほど、うっとりするほどの深みがあって、もしかしたらそれを「究極の美!」と感じることさえあると思うな!!

ただしそれを感じるには、幼い子供みたいなピュアな心と旺盛な好奇心を持つか、表面的なものに振り回されない落ち着いた大人の感性を持つか……!!

なんかそう考えると、僕なんてどっちも無いような気もするけどね(; ;)

たとえば、何か目的をもって旅行に行くとき、その道中の様子を想像してみると、幼い子供は「汽車だ〜!」「海だ〜!!」って車窓を流れる景色の1つ1つを、思いっきり楽しんで過ごすよね。

ところがこれが中学生高校生くらいになると、今まさに自分が或スピードを持って、場所から場所へ移動してることすら忘れてしまって、道中なんて目的地に着くまでただ座ってるだけの退屈な時間で、音楽を聴いたりしゃべったり漫画を読んだりしてやり過ごすようになるやん!!

それがまた或年齢になると、自然の風景など、ゆっくり味わいながら過ごすようになるよね!!

僕もここにきてやっと、結果よりプロセスの方に味わいがあるって思えるようになった(大人になったってこと? それともおやじになったってこと??)

結果はみんなに見えるけどプロセスはなかなか見えない!!

見える物より見えないものに、聞こえてくる声より聞こえない声に目をこらし耳を澄まして生きることで、人生が数倍楽しくなることを教えてくれたものの1つが、なにを隠そう赤ワイン♪♪☆☆

赤ワインを口に含んで最初に来るのは確かに渋味かもしれない。

でもグラスを口から離し、口の中でワインと空気が混ざり、さらにそれが一瞬の間に体温で暖まると、渋味の奥に隠れていたいろんな味が浮かび上がってきて、それはそれはなんともいえないこくと深みのある味を感じることができる!!

そしてさらに素晴らしいのは、喉に流し込んだ後、口の中いっぱいに、そして鼻の奥の方に広がる風味!!☆

僕はこの時点で、初めてそのワインの特徴の一端を知り始める♪♪

もちろんその前に、香りも十分に楽しめるし、さらにその前に、ソムリエがコルクを抜く音やグラスに注ぐ音など、もっと言えば、店内に流れるBGMや料理の匂いまで、かわいかったり優しかったり興味深かったりする音や香りたちは尽きないよね♪♪

一口のワインを味わうにも、ほんとに沢山の要素が有るし、その日の体調や同席してる相手など、自分にとってのその日のそのワインは、もう2度と味わえないわけだから、そのすばらしさを最大限に引き出して飲みたいものだよね♪♪☆

だって「渋〜い」で終わってたら、こんなに美味い赤葡萄酒の味を、僕は未だに知らんかったってことやもんなぁ!!

それって人生の大きな損失やん(>.<)

ちなみに僕がレストランなどでワインを注文するときは、フランスワインなら「95〜97年くらいのボルドー産の赤」、イタリアなら「赤のキャンティークラシコは有りますか?」くらいまで言って、後はお店の人に任せるようにしてる。

だってフランス語になじんでないせいか『シャトー…』とか全然覚えられないんだもん(; ;)

フランス語なんて全部「ダボダボノズボ〜ン?」っとしか聞こえないし( ・o・)

っというわけで、僕の好きなワインは上記の通り「ボルドー産の赤ワイン」♪♪

初めのうちはブルゴーニュ産の軽い感じが好きだったけど、最近は専らボルドーのずっしり重くて深いワインが大好き♪♪

そしてパスタを食べるときは、やっぱりキャンティーだよね♪(^^)♪

ちょっとしょっぱいアンチョビにも、こってりしたカルボナーラにも、ほんの少しだけ冷やした赤のキャンティーは最高だよ☆☆

僕の中性脂肪の値が正常範囲内に落ち着いたら、今度はあなたと赤ワインで かんぱ〜い☆☆☆

これで僕のワインのお話は終わりです。

全部読んでくれてありがとう(^_^)V


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