大好きな珈琲は深煎りのグァテマラ♪♪

僕の珈琲好きのルーツをたどると、5歳で盲学校幼稚部に入学するさらにそれ以前の話になる。

当時お袋は、   *高知県中村市  で『亜樹(あき)』という喫茶店を営んでいた。

小さな店だったけど、市役所の職員・近所で食堂を営む   おんちゃん  ・映画館のお兄さん・下駄屋のお爺ちゃん……♪♪

お客さんの立場も年齢もほんとに多様で、党派を超えた市会議員達が集まって、侃々諤々政治論を戦わせることもよくあった。

「美味しい珈琲を点てたい」というお袋の思いは強く、当時珈琲が美味いといわれた店を何軒も回ったのはもちろんのこと、訳あって1ヶ月ほど東京に滞在した折には、三軒茶屋の『華宴(かえん)』というパーラーに通いつめ、珈琲一筋30年というバーテンダーから、そのノウハウを学ぼうとした。

彼は「最後に本当の珈琲を飲ませてあげよう」と言って、極小さなフラスコ状のガラス器(おそらくはサイフォンだと思うが)で、お袋のために1杯の珈琲を入れてくれた。

それは今まで飲んだことのない芳醇な味と香りの珈琲で、その味は今でも忘れられないという。

地元に帰ったお袋は、早速店をオープンしようとしたが、どうしても思うような珈琲が点てられなくて悩んでいた。

そんなとき、思いもよらない人から電話があった。

「堀内さん、あんな状態で店を始めるなんて無謀ですよ!!」

それは東京でお世話になったベテランバーテンダーのお弟子さんだった。

彼は店が軌道に乗るまでと、1年近くも中村市に滞在し、お袋に徹底的に珈琲の点て方を叩き込んで、東京に帰っていった。

お袋にしても僕にしても、こんな信じられないような素晴らしい出会いが多いのは、本当に幸せなことだ。

3〜4歳だった僕は、お袋が店をやってる間「お守(おもり)のお婆ちゃん」と呼ばれていた片山さんという女性に預けられていた。

彼女は僕を実の孫のようにかわいがってくれたが、やはりそこは幼児のこと、いつもお袋の側に居たい気持ちでいっぱいだった。

「お母ちゃんとこに行く(; ;)」と泣くと、店に連れて行ってくれたし、お婆ちゃんの都合の悪いときなど、1日中店に居ることもよくあった。

そんな僕をお客さん達はかわいがってくれたし、お袋の笑い声は近くに有ったし、僕にとって店はとっても居心地の良い場所だった。

狭い店内に響くはつらつとしたお袋の笑い声、充満するトーストと珈琲の混ざった香!!

僕にとって珈琲の香りは、優しくて広いお袋の心の香りなのだ!!

そんな僕の好きな珈琲の条件は、香りが立っていること・こくがあってなおかつ酸味は無いこと・後味が変化せず残ること……!!

基本的にはヨーロピアンテイストの濃い珈琲が好みだが、濃厚な味ながら、えぐみというか嫌みの無い味であってほしい……!!

100歩譲って薄い珈琲の場合は、絶対に水臭さがないことが必須条件!!

そんなわがままな僕が大好きなのが、深煎りのグァテマラからエスプレッソ方式で抽出する珈琲♪☆♪

こうして香りと味を思い出しながら書いていても、思わずキッチンに飛んで行ってミルを回したくなるくらい、

それっくらいこのパターンは大好きだ☆♪☆♪☆

そんな僕のお気に入りの店も、そのうちこのページで紹介できればと思っている。

ちなみに、今でもお袋の点ててくれる珈琲はなかなかのもので、たまに実家に帰って味わう僕はもちろん、同行するスタッフもいつも喜んでくれるよ(^^)

っとまぁ、解ったようなことを順次書いていくつもりなので「ふむふむ!」とか「え〜??」とか独り言でも言いながら読んでやってください(^∧^)

僕の大好きな方で、煎りたての豆を配達してくださってる、中島準さん♪♪

彼は   *juncoffee  という自家焙煎工房を経営されてて、上記リンク先のサイトも、当然彼が作られてるものです。

そして、この工房のラジオCMのナレーションも、しっかり僕が担当させてもらっています(^_^)V

彼のサイトを覗いてみるだけでも、ちょっと得した気分になれるはず!!

*音声CM(リアルオーディオ)はこちらで聴いていただけます(ラジオ用CMとは内容が異なります)
*音声CM(ウィンドウズメディアオーディオ)はこちらで聴いていただけます(ラジオ用CMとは内容が異なります)


ご案内ページに戻ります