☆手紙☆


ほおづえをつくもうも

社会人になって1年。

新しい町も仕事もだんだん退屈に思えてくる。

そんな一人の夜、半年前に別れた二つ年下の彼女との時間に思いをはせた。

思い出すほどに水割りは濃くなり、酔うほどに切なさが増す。

気持ちのやり場がなくて、カナタイプライターのキーにぶつけた。

この手紙、いったいどうするつもりだったんだろうね!!