気付ける心



よく「夢のよう!」なんて何気なく表現するけど、この日ほど「夢を見てるのでは?」って本気で思ったことって嘗て有っただろうか!!

2月24日(火)の生放送『堀内佳のなんでもレポート』は、高知市中心部の繁華街でゲリラライブをやって、いったい何人の人が立ち止まり、その中で何人の人が堀内佳を知ってくれてるか…っていう、何年かぶりの企画にチャレンジした。

平日の午後2時前ということもあってか、それとも最近の帯屋町筋は何時もそうなのか、人通りはまばらで、1分以上も人が通らないことも珍しくなかったことに驚いた。

それでも歌い始めると、どこからともなく幅広い年齢層の人が20人ほど集まってくれて、しかもレポーターがインタビューした人全員が堀内佳を知ってくださってて♪♪☆

前回同様50%程度の知名度を予想してた僕は正直すごく嬉しかった。

さて、夢のような話はこの後!!

予定の時間より早くレポーターが僕に声をかけた。

「佳さん佳さん、前の端でずっと聴いてくださってる男性がいるんですけど、彼は以前ずいぶん遠くで佳さんのコンサートを観られたそうですよ!!」

そう言いながらマイクを向けてみると、なんと彼は、高知大学を受験するために高知に来てる高校生で、中学生の時にコンサートを観てくれたという!!

「中学校は何処だったんですか?」

「安城市立東山(ひがしやま)中学校です!!」

・・・・・( ・_・;)

愛知県安城市の中学校で出会った人と、何年もの時間を経て、何百キロも離れたこの高知のあの場所で、たまたまあの20分の間に再び居合わせるなんて!!!

2人の間に在る距離と時間を考えると、あの時間のあの場所に接点が在るなんて、僕はとてもじゃないけど『偶然』なんて言葉では片付けられない!!

そして彼が言った言葉!!

「あの時握手ができなかったから、改めて今握手をさせてください!!」。

また例によってウルウル来そうなのをこらえながら「わかった、ずっと覚えといてね!!」って彼の手を強く握った。

これだけでも「すごい!」って思うけど、話はこれだけでは終わらない!!

2月18日の『今日のつぶやき』で紹介した高知西高校3年生の男子生徒君。

「皆の前じゃ泣けなかったけれど心の中では感動して泣いていました。“いのち”の大切さを唄った歌が僕はすごく痛かったです。僕らの勝手や都合で消えていく“いのち”に、僕はごめんなさいと、ありがとうと、これからもよろしくと、頑張って生きるって言いたいです。」というメールをくれたって紹介したけど、実はあの話には続きが有る。

再び彼のメールの1部を引用させてもらいます。

僕は昨日じいちゃんの四十九日だったのです。

納骨の帰りに同じ墓地でクレーン車が倒れる事故がありました。

駆け付けると初老の男性が数人の人に囲まれていました。

泣き叫ぶその人の娘さん、パニックになりながら携帯電話で救急隊と連絡を取る人。

初老の男性はクレーン車のアームで頭を打ち、頭からかなり出血していました。

半開きの目。

呼吸してるかわからない、僕は救急救命士という仕事を目指していたので、おおまかな処置は知っていました。

心臓マッサージを試みました。

うまくいかなかったけれど、僕が知ってる限りの事はできたはずです。

結局今朝の新聞を見ると、その人は亡くなったそうです。

ショックでした。

一瞬の体験だったけれど、左の手にべったりとついた血の感覚や、心臓をマッサージした時の感覚。

何があったかを僕は忘れない
高知西高校3年生男子からのメールより

こんな経験をしたひに僕のコンサートを観てくれた18歳!!

どうしても1度会いたいと思っていた彼が、なんとこれまた、たまたまこの時間にこの場所に来ていた!!

「メールを送った僕です。 命のことを書いて送った僕です!!」……

思わず彼と抱き合った。

そして合掌したくなるような思いで立ちつくす僕に、更にもう1発!!

「佳さん、さっきからずっと涙ぐんで観てらっしゃる女性がいるんですけど!!」

なんとそれは、これまた何十年ぶりかの再会となる盲学校の同級生!!

「偶然通りかかったら歌声が聞こえて、まさかと思って来てみたら・・・・・!! 子供もできておばちゃんになったら涙もろうなってねー!! 応援しゆうきね、がんばりよ!!」……

もう僕は何も言えなかった。

魂の修行を助け合うために出会うソールメイト・波動の共鳴・気の働き・・・・・

それらを僕に確認させるために、幼い頃から何度となく与えられてきた、偶然ではとても片付けられない不思議な偶然達!!

赤ん坊の頃、2階の窓から転落するも、普段は決して止めないその場所に、その夜に限って止まっていた車の屋根に落下!!

かすり傷1つしなかったという経験も、そんなメッセージの1つだったのか!!

いずれにしろ、全ての経験をプラス方向に働かせるためのエネルギーは、こんな経験の積み重ねから生まれるのかもしれない。

そして実は毎日のように経験しているこんな不思議体験に気付けるようになることこそが、一番難しい修行なのかもしれない。

小さな『気づき』って大切だよね☆


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