ふりだした雨を見るふりをして
窓ガラスに頬を押しあてた
「もうなにもかもいやになった」
ためいきごと思いを投げた
君の全てをわかってるなんて言えないけど
つらいときほどよく笑う癖は知ってる
気持ちのやり場を見失ったのなら
心のボタンひとつ はずしてみよう
つらかったよな
しんどかったよな
すこしは泣けたか?
またいつものように目を伏せて
声を殺して肩をふるわせていたんじゃないか?
泣いていいんだよ
泣いていいんだよ
思いっきり声あげて泣けばいい
そうじゃないと君の心が壊れてしまうから
迷いながら悩みながら
生きているのは俺も同じ
ボーボーと向かい風が耳を叩いて
大切な人の声さえ聞こえなくなることもある
怖かったよな
さみしかったよな
独りぼっちの心が
震えていても きしんでいても
こらえて こらえて ぎりぎりこらえていたんだろ
泣いていいんだよ
泣いていいんだよ
思いっきり涙を絞ればいい
そしたらきっと君の心が少しだけ軽くなるから
泣いていいんだよ
泣いていいんだよ
思いっきり声あげて泣けばいい
そしたらきっと君の心が少しだけ軽くなるから
少しだけ軽くなるから
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